2026年10月10日

切開リフトは中顔面、下顔面のリフティングを最も強く行う手術の一つです。
昨日計算してみましたが当院では開院以来10件/月の切開リフト手術を行なっております(他の手術はノーカウントとして)。これはおそらくですが日本でもトップレベルの件数でまず皆様に感謝しなければならないと思います。ありがとうございます。
切開リフトで大事なことってなんでしょう。①イメージの共有と②傷跡だと思います。
①イメージ共有について
私はカウンセリングの時間を長めにとっていると思います。被せて他のカウンセリングも取れないシステムに敢えてしています。切開リフトでは挙上するにしてもある程度裁量があるからです。目尻は上げない、口角は上げたい、鼻横は、、、など様々です。これはおそらくこうなる、ここまではできる、それはできない。はっきりいうように心がけています。目を見て話さなければわかりません。本当に相手がそう思っているか、不安そうではないか。
手術前に直接話す時間も大事です。
手術時は写真撮影後、個室で「再度一番気になっているのはどこですか?」から始めます。間違いがあるといけないからです。とても大事な時間です。可能であれば患者さんにもメモを持ってきていただいて聞き忘れのないようにしていただくと良いかもしれません。
②傷跡について
リフティングは必ずされるものです。一方で傷跡は必ず残り切開リフトの弱点です。いかに綺麗に仕上げるか。
密に縫えばいいもんじゃありません。研修医の時はよくそのようにすれば綺麗になると思い込んでいるのですが、昔は上司に怒られたものです。皮膚は生き物だからです。密に縫った直後の動画はSNSで散見されますが密に縫うほど皮膚は挫滅しますし血流は悪くなります。真皮縫合でピタッと仕上げて少し血液が出てこれるくらいで外縫いを行うってのが大事です。ここら辺はある程度経験もあるかもしれません(私もまだ若輩者ですが)。
色々なことを考えて手術しています。手術中は全く感じないのですが手術が終わると頭が疲れている自分がいるものです。
来週も毎日切開リフトが続きます。1日1件丁寧に仕上げていくのみですね。
